「…わかりました」
割とポロっと口から出る割に,だいたいわかってない.
けれど,わかるまで説明をお願いするのも申し訳ないし,話を聞きながらではあまり整理がつかない.
メモを取るにも話が抽象的するぎる.
「すみません,いまいちわからないので,一度自分で整理します.」
一時的に話から離脱して,自分の理解を見直す.
相手の言葉が消えないうちに,自分の世界へ持ち込んで,理解を組み立てる.
理解が形になったと思ったら,相手に確認を取る.話に具体性が出て,理解を固めやすくなる.
相手の時間もとらないし,理解もできる.お互いに幸せになれる.
なぜかを考える
話す側の説明は,いまいち整理されていない.なぜなら,話し言葉のほとんどは,準備された文章ではないから.
わかりやすいための工夫をしていても,断片的でしかない.
ストリームを受け取って,リアルタイムにデータを構築できるのは,一緒にいる時間が長い人同士にしかできない(と思う).
それなら,リアルタイムに構築するのではなく,すべて受け取ってから構築を開始するべきだと思う.
話から離脱しているので,構築の余裕もそれなりにある.人との会話は,脳のリソースを結構食う(と思う).
わかるまで説明してもらうことは,また同じストリームを開始することであり,人間の場合,表現方法が変わって余計わからない.
おわりに
ここ最近で思うところがあったので書きました.
仕事を振る立場も,振られる立場も,いろいろ意識することがあるなと感じました.
ではまた.